この記事は、初めてクレイフラワーに触れる方向けの解説をしています。
粘土で作品を作ってみたい、興味がある、という方もぜひ読んでみて下さい。
クレイフラワーとは何か?
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一言で言うと、樹脂粘土を使って作る造花のこと。
樹脂粘土とは、酢酸ビニルエマルジョン(木工ボンド)という成分の入った工芸用粘土で、手芸店やインターネットで手に入ります。
樹脂粘土は紙粘土と異なり、薄く、細く伸ばせる特徴があり、乾いてもカチカチになりません。
道具を使ってこの粘土を伸ばし、形作ることで、花びらや葉が本物のような柔らかさで再現できるんですね。
作品は花瓶に生けたり、好きな器に植えこむことで、よりリアルな見た目に近づきます。
基本的な作り方
粘土をこねる
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樹脂粘土は柔らかくとても扱いやすい粘土です。
はじめに絵の具で色をつけることもあります。
道具を使って花びらやパーツを作る
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細工棒を使って薄く伸ばしたり、フリルを付けます。
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おしべは『ペップ』という市販のパーツがあるので、組み合わせて使います。
色を塗る
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彩色は、油絵具を使用します。
アクリル絵の具などと違って、透明感とツヤが出せるのが特徴。
組み合わせる
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花と葉、つぼみなど出来上がったパーツをテープで組んで形にしていきます。
花器に生ける
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好きな花瓶や鉢に生けます。
同じ粘土で作ったカスミ草と合わせてみました。
生花にはないメリット
![菜の花全体](https://patyo-claylab.com/wp-content/uploads/2023/04/f5ae09873338304ae957874f4fa485fe.jpeg)
クレイフラワーの魅力を紹介していきましょう。
誰でもできる・何歳でもできる
私の通うお教室では、80歳を超えて素晴らしい作品を作られる方がいます。
粘土は保存がきくので、自分のペースで作ることが可能。
一生モノの趣味におすすめです。
達成感がすさまじい
正直、1つの花を作るのにかなりの時間がかかります。
でもだからこそ完成した時の喜びは大きく、感動するほど。
いつも家族が寝静まった後、夜な夜などっぷり作っています。
枯れないからプレゼントにも最適
色褪せも少なく、美しいまま何年も咲き続けるクレイフラワーは贈り物に最適です。
玄関でお客様のお出迎えにも大活躍。
我が家に来た友人はほとんど、『本物かと思った!』と言ってくれます。
水や汚れに強い
樹脂粘土は乾くと耐水性があるため、掃除する時も拭くだけでラクチン!
生花の管理が苦手な人も、粘土なら心配ありません。
まとめ
本記事では、クレイフラワーの基礎知識について解説してきました。
始めてみたいと思った方はYouTubeを見てみるのも良いですが、書籍もあります。
早く身につけたいと思う方は、近くのお教室に通うのもおすすめです。
先生方の技術や先輩たちの作品を見ることは、モチベーションアップにもつながりますね。
みなさんもご自分にあった方法で、ぜひ挑戦してみて下さい。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
次の記事では、作品を作りながらコツをまとめています。
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