3月3日のひな祭り。おひな様の横に欠かせないのが桃の花です。
この記事では、教室で作った中で難しかった点と、自分なりの対策を挙げています。
これから作ってみたいと思う方の参考になれば嬉しいです。
クレイフラワーの基本的なことを知りたい方はこちら↓
難しかった点とその対策
細いおしべがバラバラになってしまう
![桃の花彩色前](https://patyo-claylab.com/wp-content/uploads/2023/04/1e76d83bc5dd89826231151bb4ee8d11.jpeg)
普段おしべはペップを使うのですが、今回は粘土を薄く伸ばして切るという自作に初挑戦。
1本1本が1mm以下を目指してひたすらハサミでカットします。
左手を固定しながら、ハサミで何度も同じところを切るようなイメージです。
この時あまり短いと偽物感が出てしまうため、長め(深め)にカットすることを意識しました。
仕上げの時には、少しずつバラバラに曲げて膨らみを持たせた方がリアルに見えます。
花のおしり部分が大きくなってしまう
ここで言うおしりとは、花の裏側のガクの部分です。
![桃の花彩色](https://patyo-claylab.com/wp-content/uploads/2023/04/32826ac63a2ccf9efc758e8587298139.jpeg)
ガクを付ける前、花びらをワイヤーに接着した時に、余分な粘土を取っておくのがポイントです。
何もせずにガクを付けるとポコッと大きくなってしまい、見た目もよくありません。
花びらがうまく伸ばせない
![桃の花アップ](https://patyo-claylab.com/wp-content/uploads/2023/04/423565847ae6a759f18de80537cc1673.jpeg)
今回は二重の桃なので、1つずつ作り重ねて接着します。
でも今の私の技術では、ただ丸く伸ばしただけではリアルに見えませんでした。
そこで、花びらをできるだけ薄く伸ばした後、太めの伸ばし棒を押し付けて筋を付けてみました。
それから一枚一枚を指で軽く立体的になるようにつまみます。
こうすることで、より動きのある形にできるのではないかと考えます。
花びらの色がうまく出せない
花びらの色塗りは大変難しく、現在も試行錯誤しています・・・。
好みもあるかもしれませんが、濃すぎると偽物感が出てしまうと思います。
ホワイトを多めに入れて、花びらのフチからほんの少しずつ濃いレッドを重ねて足してみました。
本物の桃には濃いピンク色のものもあるので、難しいところです。
濃い色のクレイをいかに本物のように見せるかは、今後の課題でもあります。
花芽の色がうまく出せない
![桃の花つぼみ](https://patyo-claylab.com/wp-content/uploads/2023/04/38c2b6891b74a069d700caa9b437af3a.jpeg)
桃の花には、同時に鮮やかな緑色の芽が出て綺麗な対比になっています。
粘土で作りましたが、芽の緑だけが浮いてしまい、花が目立たなくなってしまいました。
そのため、芽やつぼみのガク部分にグレーやクリムソンレーキなどを重ねて暗くしてみました。
鮮やかさは減ったかもしれませんが、統一感は出たと感じています。
![桃の花全体](https://patyo-claylab.com/wp-content/uploads/2023/04/ca4c4a58acbf53362bc416b06800641e.jpeg)
全体像です。
花二輪・あいだに花芽1個を基本として組んでいきます。
後日、教室作品の菜の花と合わせて花瓶に生ける予定です。
まとめ
初めて二重の花びらに挑戦しましたが、立体的に見せるのがとても難しいです。
ただ薄く伸ばせばいいのではなく、一枚ずつ細工棒でボリュームを出していくのが重要だと感じました。
花びらがうまくできても、おしべの部分が太いと雑な作りになってしまいます。
細いほど良いので、今後も意識して作ってみたいと思います!
最後までご覧いただきありがとうございました!
以下の記事では、菜の花を作りながら感じたことやコツをまとめてあります。
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