
ミニチュアの焼き色がうまく付けられない!絵の具でやってみたけど、何度も失敗して心が折れそう・・・

そんな時はお助けアイテムを利用しましょう!
タミヤ社の『焼き色の達人』がおすすめです
何度練習しても、ミニチュア作品の焼き色がうまく付けられないということはありませんか?
絵の具では時間がかかりすぎる。子供と一緒に簡単に焼き色を付けたい。
これらの悩みを解決してくれるのが、焼き色の達人という道具です。
管理人は現在ほとんどこちらを使ってミニチュアパンや焼き菓子を制作しています。
それでは使い方を見ていきましょう。
準備するもの
・完全に乾燥した粘土作品
・タミヤ『焼き色の達人』
・ニス(スプレータイプが最適だが、通常の液体タイプでも可)

こちらがタミヤ社から販売されている『焼き色の達人』。
(中身↓使いかけでごめんなさい・・・)

中身はアイシャドウと同じようなパウダー状の質感で、3色に分かれた塗料とアイシャドウ用に似たチップが入っている。
付属のチップは割とすぐボロボロになるので、メイク用のものを色別に購入しておくと良い。
(写真のチップは100円均一のもの)
主に使うのは左のうす茶と茶の2色。
塗り方
①ベースの色を付ける

今回は上のようなイギリス食パンを絵の具で色付けをする。

一番左のうす茶から塗っていく。
軽く叩くだけでは色が付かないので、チップにパウダーを多めに取り押し付けるようにして塗る。
強めに塗っても失敗しづらいので、ムラなく全体に塗る。
パウダーなので特に乾かす必要がなく、すぐ次の作業にうつれる。
②焼き色を付ける

パレット真ん中の茶色のパウダーを塗っていく。
ここからは濃く塗りすぎるとやり直しがきかないので注意する。
また、イギリス食パンの場合は上の山一つ一つの境目や、側面の横と縦に入れた線など、パンが膨らんで割れた設定の部分はなるべく色は塗らない。
(中の小麦色を残したいので)
フランスパンのクープ部分(割れ目)も同様。
イギリス食パンの場合、側面は2回目の色で止めて薄い色のままにしておいた方がリアルになるので、3回目以降は型から出て膨らんでいる上の部分を中心に塗り重ねる。

上の画像は3回目。茶色も色が付きにくいので、少し押し付けるようにして徐々に濃くしていく。
絵の具の時と同様、お好みではあるが、あんぱんなどの柔らかさを出したい菓子パンなどはあまり焦げた色は必要ないので、2~3回目までで止める。
クッキーなどの焼き菓子も同様。
この先は飛ばして、ニスを塗って完成させる。
③焦げ色を付ける

最後に一番右のこげ茶を塗る。
こちらも濃く色が付くことはないが、やり直しがきかないので少しずつ塗る。
食パンの場合上の山の部分を中心に、焦げを表現したいところに重ねる。
④仕上げ

ニスを塗って、できあがり!
焼き色の達人は市販の工作用液体ニスに少し溶けてしまう。
すべて色落ちすることは無いが、少ない回数で一気に手早く塗るのがコツ。
気になる方はスプレータイプのニスを使用すると良い。
『焼き色の達人』のメリット・デメリット

ここまで見ても絵の具と比べて簡単だし使いやすそう!早速買おうかな?

ちょっと待ってください。実際に使用してみてデメリットも感じたので、比較した情報をご紹介します。
仕上がりの違いは?

まずは仕上がりの画像から。どちらもつやありニスを使用していますが、
安定した色味を出したいなら焼き色の達人、好みの焦げ感を自由に出したいなら絵の具
といったところ。
焼き色の達人はこげ茶色が付きにくいので、その点は使いにくいですね。
(ちなみに我が家の家族にどちらが美味しそうか聞いたところ、みんな焼き色の達人派でした・・・トホホT▽T)
メリット
メリットはたくさんありますが、主婦の方には経験上『時短・片付け楽』この2点が素晴らしいと思います。
お子さんが一緒にやりた~いと言ってきても、用事ができて途中でやめる時もストレスフリーです。
飽きっぽい管理人がミニチュアを続けられているのも、達人のおかげといってもいいくらい。
初心者の方はもちろんですが、忙しい主婦の方にこそお勧めしたい道具です。
デメリット
アイシャドウのような使い方で、質感がファンデーションに似ています。
うっかり落とすと塗料が粉々に割れるので注意が必要です。
ニスに溶けるのも難点ですが、ホームセンターやネットで売っているスプレータイプのニスをシュッとすれば解決しました。
至近距離で吹き付けると色がにじんでしまうので、外などで4~50センチ離して使用してください。
といっても、家庭で楽しむなら気にならない程度の色落ちなので、筆をふき取りながら塗ればニスにも色が濃く移ることはありません。
初めはあまり高価なニスや筆を購入せずに、試してみるほうが良いです。

僕は初心者だしそんなにたくさん使わないから、焼き色の達人の方が良さそう!
面倒くさがりだから、片付けが楽なのもいいね。

パウダーなので手に付きますが、洗うと簡単に落ちますよ。
絵の具をおススメするのは、焦げまでリアルに再現したい本格派の方、コスパ重視の方ですね。
焼き色の達人を探してみる
アクリル絵の具の焼き色の付け方も確認したいという方へ
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