【初心者向け】ミニチュアパンの焼き色の付け方(アクリル絵の具編)

ミニチュアhow to
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ミニチュアパンを作ってみたけど、焼き色の付け方がイマイチわからない!

ぱちょ
ぱちょ

山型食パンで焼き色の付け方を一緒に見ていきましょう。今回はアクリル絵の具を使用しますよ。

粘土でパンを作っていて、

成形はうまくできても色付けで台無しになってしまった・・・

という経験のある方はいませんか?

本記事を読むと、基本的な焼き色の付け方のポイントがわかるようになります。

焼き色は作品の見た目を左右する最重要な部分です。

自分好みの色が付けれるように、一緒に画像を見ていきましょう。

本記事ではアクリル絵の具を使用した塗り方を紹介していますが、初心者の方に便利なアイテム『焼き色の達人』(タミヤ社)も別記事に載せています。絵の具でうまくいかない方にオススメです。

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準備するもの

・完全に乾燥した粘土作品
・アクリル絵の具(黄色、黄土色、茶色、黒)
・筆
・パレット(お弁当のおかずカップや、ゼリーの空き容器などでもよい)
・スポンジ(もしくは化粧用パフ)
・ニス

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塗り方

①下準備

今回は上のようなイギリス食パンを絵の具で色付けをする。
完全に乾いていないと絵の具がにじむので注意する。

100円均一にもあるメラミンスポンジや、化粧用パフを持ちやすい大きさにカットしておく。

②ベースの色付け

アクリル絵の具の黄土色と、少量の黄色を多めの水で溶く。
濃い色を作ると失敗するので、こんなに水っぽくて大丈夫?と思うくらい薄くて良い。
ムラやダマがあると塗った時にそのまま残ってしまうので、筆でよく混ぜる。

先ほど用意しておいたスポンジに、絵の具をしみこませる。

重要!!塗る前に必ずティッシュオフして水分を落とす

具体的には、紙にほとんど水分がにじまなくなるまで徹底的にポンポンする。
溶いた絵の具をしみこませてすぐ塗ると、色が濃くなりやり直しがきかないので注意。
ティッシュオフすることで水分は落ちても色はスポンジに残っているので大丈夫。
薄い焼き色を何度も重ねることがコツ

表面を叩くように軽く色づけしていく。
色がつかなくなったらまた絵の具を吸わせて、ティッシュオフを繰り返す。(大きさにもよりますが、管理人は2~3回くらいで終了します)

少し黄みがかった薄い黄土色に全体が塗れた。
すぐ次の色を塗ると混ざってしまうので、手に絵の具が付かなくなるまで乾かす

③焼き色を重ねる

次の色へ進む。

先ほどの黄色+黄土色に茶色を加えて、少し濃い目の焼き色を作る。
追加でまた水を多めに加えるのを忘れずに
ここで水が少なかったり、新しく茶色一色+水で色を作ってしまうと濃すぎてしまい、レンガのような茶色になってしまうので注意。

(管理人は失敗した時、子供に『すごい偽物っぽい!』と言われました。T▽T 黄土色を混ぜるのは大事です)

前の色と同じくティッシュオフする。画像の状態はまだまだ。
水分がほとんど紙に付かなくなるまでたたく。

少しずつポンポンしながら、上のような色になるまで薄く重ねる。
急にパンらしくなるが、絵の具は乾くと少し濃くなるので、一気にフィニッシュしたい気持ちを抑えて控えめに・・・

また、上の山一つ一つの境目や、側面の横と縦に入れた線の部分はなるべく色は塗らない。(割れ目は中の小麦色を残したいので)

続いて3回目。前回の色にまた少し茶色+多めの水を足して、少しだけ濃い色を作る。

2回目で濃い茶色に塗りすぎてしまった人は、この色味は飛ばして次に進む。
またお好みではあるが、あんぱんなどの柔らかさを出したい菓子パンなどは、あまり焦げた色は必要ないので、2回目の着色で止める
クッキーなどの焼き菓子も同様
乾かしてからニスを塗って完成させる。

再びしっかりティッシュオフしてから塗っていく。

イギリス食パンも、側面の着色は2回目で止めて薄めの色にしておいた方がリアルになる。
3回目以降は型から出て膨らんでいる上の部分を中心に塗り重ねる。

上の山部分が少し焦げて、側面はまだ少し黄土色も見え隠れするくらいの薄さが理想。

④焦げ色を付ける

最後の4回目の塗りをする。
この工程が必要なのは、イギリス食パン、パリッとさせたいハード系のパンなどに限られる。

前回の色に少しだけ黒+多めの水を足して、薄めのこげ茶を作る。
初めの色に比べるとかなり濃く感じるので、水で薄めて調整する。

ティッシュオフしてから、焦げ色を付けたい部分だけに軽くポンポンと色付けする。
乾燥後は塗っている最中の色より濃くなるので、薄めを心がける。

上の山の部分を中心に焦げ色を付けた状態。
(画像は照明の影響で側面がかなり濃い色に映ってしまっていますが、実際はかなり薄いです;;)
このまま完全に乾燥させる。

⑤仕上げ

つや出しニスを塗って、できあがり!

メロンパンやクッキーなど表面がボソボソしている感じを残したいものは、つや消しニスを使用するとよりリアルに仕上がる。

やっぱり難しいよ~泣
ティッシュオフするのもいちいち大変!僕は結局濃くなりすぎちゃった・・・

ぱちょ
ぱちょ

薄すぎて大丈夫?と心配になるくらいの色味で少しずつ塗っていきましょう。
慣れるまで、少し大変かもしれないですね。

そうそう。初心者の僕でもできるような、もっと簡単な色付け方法はないの?

ぱちょ
ぱちょ

プラモデルで有名なタミヤ社が出している、『焼き色の達人』という便利アイテムがあります。こちらは別記事で使い方を紹介していますので、興味のある方はご覧くださいね。

どちらも試して、自分のやりやすい方法が見つかるといいな!

↓時短で手軽な『焼き色の達人』

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この記事を書いたひと
管理人
ぱちょ

工作大好きな二児の母。
2019年から、独学で樹脂粘土の作品を作り始めました。
現在はクレイフラワー教室で勉強中です。
↓近況はinstagramで更新しています。

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